音楽と英語多読

2018年中にプチ英語多読ライブラリーを開設します。趣味は、ピアノ演奏(ジャズ挑戦中)。Twetterは@minikuru

2014年08月

私は、思春期前後の多感な時期に異文化に触れて
カルチャーショックを受ける体験というのは、その後の
人生に多大な影響を与えると信じています。

だから、理想を言えば、安く、何回でも海外に行って
滞在する経験があればいいなと思います。

若い内は贅沢する必要は全くなく、LCCが増えて国内旅行並みに
行けるようになって良かったと思っています。

しかし、いろんな事情にて我が家は、まだ一度も家族4人で
海外旅行に行ったことがありません。

ところが、

・最近、海外を頑なに嫌がっていた長男が、「そうでもなくなった」
と態度が和らいできたこと、

・野球も学校も休みになる冬休みに、カレンダーの並びが良く
職場も9連休になること、

・長男高1、次男小6の今が学業の面で最適なタイミングかも
と夫婦で合意できた


ので、さっそく喜び勇んで候補地のシンガポール滞在で、

12月27日(土)以降の出発日で、4泊5日のプランで調べてみました。

まずは、一人あたりの値段  ↓

SP2


大人3人、子供1人で航空券+ホテルでも検索してみた ↓
ホテルはスーペリアクラスです
SP3


改めてびっくり。比較的近場のシンガポールなのに、家族4人
(大人3名、子ども1名)だと100万近くかかってしまうんですね。

航空チケットだけも調べてみましたが、LCCのエア・アジアでも
このスケジュールだと往復4人分で50万円を超えました。

これを受けてまず夫が「無理だ」と言いました。


確かに、たった1週間足らずで100万円、現地でカードや現金使うとそれ以上
消費してしまうなんて、これからの教育費の事を思うと馬鹿らしく
なりますが、せっかくめぐってきたこのチャンスなのに・・と
自分の中でこの旅行計画をあきらめることが出来るまでけっ
時間がかかりました。

「我が家はお金より時間が大事。このタイミングを逃したら
もうチャンスはない」

と、割り切って行く人の気持ちがよく分かる。。。

ハイシーズンを外せば、1/3の価格でもいける海外。

しかし、家族で行くとなると、

自分の仕事の都合、
夫の仕事の都合、
子どもAの学校とクラブ活動の都合
子どもBの学校とクラブ活動の都合

を合わせなければスケジュールを立てれません。最も
合わせやすい時期は、学校のない夏季、春季、冬季休暇になりがち。
しかしその時期はハイシーズン。

「家族で海外っ!」という楽しそうな広告を電車のつり広告で
良く見かけて行きたくなりますが、実際行ってる人は
かなりの出費をしているんだろうな~・・

高等教育費が日本はすごく高いこと、就学援助費用を
利用する世帯が増えてこどもの貧困が問題になっていても、
旅行に関しては「それはそれ、これはこれ」と
他人事なんでしょうかね。


今年夏の甲子園出場チームにおいて、女子マネージャーが
選手のために何個もおにぎりを作って貢献している、という
記事で、賛同・反対たくさんの反響がネット上で出てますね。

個人的な感想はちょっとおいておいて、こういう習慣は
小学生のの少年軟式野球チーム、中学生の硬式野球チーム、
高校野球強豪チームの中でずっと続いてきているのでは
ないでしょうか。

具体的に想像いただくため、私が所属している
少年軟式野球チームの、とある大会における保護者の
1日を追ってみます。

<前日までに、保護者(母)が準備するもの>

ジュース500ml 40本、お茶2L 40本(分担して当日までに冷凍)
スポーツ飲料2L 5本、コーチに出すアイスコーヒ-900ML 5本

おしぼり用の塊氷(手分けしてタッパーで作成)

アイシング用保冷剤2セット

<大会当日>

5:00   早朝起きて、子どもたちの弁当準備
6:30 集合場所に集合し、数台に分かれて会場に出発
8:00 会場着 
      監督コーチにコーヒーを出したり、会場受付、支払い、
      待機場所のセッティング
9:00 試合開始
スコアをつけたり、ビデオを撮ったり、応援したり。
      審判・塁審にお茶出し(お茶出しがない大会もある)

11:00 試合終了後、昼食を食べる。
     食後、監督コーチにコーヒーを出す
     次の会場に向かう

12:30 2番目の会場到着、待機場所のセッティング
     (※突然の雨などにもシートをかぶせて対応)

14:00 2試合目開始
      スコアをつけたり、ビデオを撮ったり、応援したり。
      審判・塁審にお茶出し(お茶出しがない大会もある)

      ※暑い日、寒いなどは、試合の合間に買い出しに行き、
       冷たいジュースや暖かい飲み物、軽食などを買って
       試合後に子どもたちに出すこともある

16:00 試合終了 荷物片づけ、バッテリーにアイシングのセット

17:00 集合場所に帰ってきて解散。当日のゴミ、荷物は分担し持って帰る。
     帰宅後、ユニフォームの洗濯や夕食が待っている・・・


主なものを書き出しましたが、大体こんな感じで保護者つきっきりなのが
地域のボランティアベースのチーム運営です。費用が低額なため
(大会運営費や買い出しの諸経費、道具メンテナンスなどだけに使われるため)
収入が少ない家庭でも入りやすいのはとても良い点だと思います。
コーチもだいたい選手の保護者であり、保護者の協力なしでは
どうにもこうにも立ち行かないです。


他チームを見ていると、チームへのコミットメントが強い保護者が多いチーム
ほど強い。そりゃそうですよね、練習量を多くするには、それだけ
保護者がその時間をねん出しているわけで。


うちの子が所属するチームも現在かなり強く、試合に勝ち進むため
週末必ず試合があります。
覚悟を決めて、今年1年は自分の週末の自由時間を「凍結」していますが、
それでも疲れが残るので、仕事や次週の野球の世話に支障が出ないよう、
平日夜も早寝するようにしています。

試合観戦中はアドレナリンが出て元気になりますが、
ふと、「なんでこんなことまでしなくてはいけないのか」と
ぐったりすることもしばしば。

その繰り返しです。

男女共学の強豪校は、保護者の役割が(女子)マネージャーに変わった
だけですね。
コミットメントが強いと、自分を犠牲にしてでも自ら進んで
おにぎりでも、横断幕でも勝利のお守りも手作りするんじゃないでしょうか。

私には娘がいないので、わからない部分も多いですが
頑張っている選手の世話をして、強いチームになるのを見て
やりがいを感じるのは「アリ」だと思う。

でも、きっと沢山の矛盾をかかえながら頑張っているんだと思う。

その姿を素直に応援したいです



8月9日の日記わかりやすい小中高向け無料動画サイト  で紹介していた、

いーぼーどを使って、中学数学の方程式の単元をやっています。

画面はこんな感じで、ホワイトボードに先生がしゃべりながら書く文字を聞くという
スタイルです。
(講師の顔は移りません。カーンアカデミーと同じスタイルです)

この手書き文字の味が、ライブ感があって良いです~
又、講師がゆっくりと落ち着いた関西弁で、まるで地元の塾の先生に
しゃべってもらっている感じでしっくりきます

方程式移項目
 
すごーく分かりやすいです! 1つの動画は3分前後で細ぎれなんですが、
聴き終わった際に「学習完了」ボタンを押すと終了したとして、アカウントに
記憶されます。
細ぎれの動画が10個ほど集まって、一つの単元を構成
している仕組みになっており、すべて学習し終わると、「問題集」に挑戦
します。
まだそこまでたどり着いていないので、問題集については又後日。。

(注意:使用するには無料登録をしてアカウント作成することが必要です。
Facebookアカウントから入ることが出来ます)

自分自身は、高校になってから数学が分からなくなり、そのまま
フェードアウトして、数学と縁のない生活を長く送ってきたため、中学数学
もすっかり自信がなくなっています。

来年次男が中学生になるので、まず自分でやってみよう!と、取り組んでいます。

 

語数:25,725

文字が大きくて、ウィルソンの中では比較的読みやすかったです。でも話の内容は非常に深刻なもの。
素敵な小さいおうちに両親と暮らしていたアンディは、突然両親の離婚でその家を離れなくてはならず、父の再婚家庭・母の再婚家庭の家に1週間ずつ住むという生活をすることになってしまう。自分の居場所を見つけれられず、ただただ、昔の家と両親一緒に住みたいと願うアンディは成績も落ち、学校に通うのもつまらなくなり・・・・・離婚後の子供のやるせない気持ち"だけ"に真摯に寄り添う物語です。
でも、終わり方はウィルソンらしい、ハッピーエンドまではいかなくてもちゃんといい落としどころを見つけています。 
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

以上はブクログに投稿した書評です。

英国作家のジャクリーン・ウィルソンは、現代家庭で過酷な環境で生活する子供を主人公にした物語を数多く書いています。

独特な語り口(たいていは主人公の一人称の口語体)なので、慣れるまで非常に読みにくいのですが、私はすっかりとりこになってしまいました。

この物語もこんなイントロから始まります。
CIMG3362

 主人公のアンディは、いきなり、突き放すかのような厳しい状況から
始まります。

三分の二位まで、とにかく辛い毎日が描写されます。
学校も、依然より通学時間が長くなって、友達と遊ぶ時間もなくなり、
親しい友人が別の友達を作って離れていきます。 
心配事ばかりで、授業中も集中できずに成績も下がってしまいます。

体調をくずせば、両親がお互いを責め、その間で茫然となり
「もう病気にもなれない」と思ってしまいます。

自分の部屋もなく、お母さんの家では1つ下の義父の娘と部屋をシェア
され、その子から嫌がられています。
お父さんの家でも5歳の双子の男児と女児と同室で、落ち着いて過ごす
ことが出来ません。義母にも心を開くことが出来ません。

こんな調子で、主人公アンディの気持ちが吐露されながら話が進みます。

唯一心を許せる友達は、シルバニアンファミリーの「ラディッシュ」だけ
なんです。

一向に改善する兆しのないアンディの心情に、一体どうなってしまうんだろうと
思います。

この作家の醍醐味は、安易なハッピーエンドにしない終わり方ながら、
主人公には自分を取り戻せるきっかけが与えられているところです。

中には「あれって?」っていうラストの話もありますが、
これは二重丸でした。 

ところで、このペーパーバックはもう日本のアマゾンで新品で手に入らなかった
ため、英国から発送されるマーケットプレイスを利用しました。
(サイトはアマゾンジャパンです) 

---------------------------------------------------------------------------
所有本登録、レビューなどは、下記のサービスを利用しています。
「ブクログ」
http://booklog.jp/users/momijihand
 

IMG_0762

私はちょっと前から、「英語の多読って、日本に暮らす日本人に
とって一番ぴったりな学習方法なんじゃないか」と思っているの
ですが、多読を再開してその思いがどんどん増してきています。

先日の週末、近畿・中国地方に台風が接近する中、大阪で開催された
オフ会に数年ぶりに参加し、主催者の方と沢山お話ししとても
有意義な時間を過ごしました。

その方は、英語の多読はもう数千万語を終え、中国語の多読・多聴
もし、(HSKも5級を取得され)、今はフランス語の多読をされている
という、多読と世界史オタクです。

その方が「多読人口はまだまだ少ないから・・」と何度もおっしゃって
いたのが印象的でした。

そうなんです。商業ベースでなくても、「英会話サークル」は
沢山あっても「英語読書サークル」なんてほとんどみかけないんです
よねーー。

英語多読は、本(電子書籍でも)さえあれば開始できるコストのかからない
学習(趣味)です。しいて言えば、最初だけ(やさしい本を沢山よんで
英語の本に慣れるまで)ちょっと時間とお金がかかります。

その後は、好きなジャンルや作家が見つかれば、日本語の読書と同じで
どんどん同じシリーズや作家で読み進めていけます。(コレ、断言。)

例えば、オフ会で私から「読みやすいファンタジージャンルの本はないか」
という話が始まり、そこからいろいろ教えていただいたり、
昔読んだハヤカワ文庫FTの話題になりました。

そこで、帰ってから昔好きで読んだファンタジー作家をネットで探し、
その原書を探しあてることが出来ました!残念ながら上のペーパーバックは
絶版なのかアマゾン.comでもユーズドしか出品されていませんでしたが、
電子書籍で一部アマゾン日本でも購入することが判明。

サンプルをダウンロードした所、私にとってかなり難しそうなので、
すぐ購入することは見送りましたが、今後の欲しい本リストに入れました。

ちなみにコレです。トールキンとほぼ同じ設定の闇と光の世界のお話です。

また、ノンフィクションジャンルも豊富にあるので、好きなテーマ
があればそこを入口にすることも可能です。

例えば海外旅行が好きならば、行ってみたい国の英語の旅行ガイドを
買ってみるのも良いかもしれません。
オフ会で、フランスロワール地方のガイドブックを見せてもらいましたが、
この地方に沢山存在するお城の説明が写真や図解つきでめちゃめちゃ
詳しく記載されています。しかも前ページオールカラーです!

中世のお城が好きであれば、なんとしても読み込みたい!と思うような
素敵なガイドブックでした。

ちなみに、そのガイドブックはこちらです


英語文章が読めるようになれば、インターネットの英語サイトも
ジャンルによりますが、以前より苦ではなくなります。

多読によって、普段使いの言い回しなどを自然と覚えてしまうので
案外、頭の中には会話の為の知識が沢山溜まっていきます。



「でも、読書だけではいつまでたっても会話をすることが出来ないでしょ、
英語はやっぱり会話が出来るようにならないと」

と思う人は沢山いるでしょう。英語はコミュニケーションツールなんだから、
これからの時代、しゃべれないと・・

これも、ある方法を使えばクリアできるんです。

つづく

このページのトップヘ