音楽と英語多読

2018年中にプチ英語多読ライブラリーを開設します。趣味は、ピアノ演奏(ジャズ挑戦中)。Twetterは@minikuru

2014年06月

最近急に、義母の介護の問題が浮上してきました。

簡単に背景を説明すると、現在70代後半の義母は、60過ぎに大病をして、
その後みるみる体が弱くなり、外出中と家の中で2度転倒し両足の大腿骨
にボルトが入り、現在は歩行器を使って生活しています。
義父は3年前に病気で他界しましたが、元々夫婦仲は非常に悪く(夫談)、
現在は週に数回ヘルパーさんに要支援の介護をしてもらいながら
気楽に暮らしていました。
長男である夫と、長女である妹さんはどちらも車で10分圏内に
おり、妹は買い物や食事、掃除など主に家事面のフォロー、夫は
通院補助、ヘルパーさんとの調整役など役割分担を行って
いました。

義母はお酒が好きなのですが、最近特にコントロールが利かなく
なってきたのか、食事もろくに食べず、トイレも失敗が多く
なってきました。

先日は、トイレから今に戻る際に転倒してどこかに頭をぶつけ
頭部から出血し、携帯電話で娘に連絡して救急車で病院に
運ばれるということがありました。(幸い、飲酒していなかった
ので意識ははっきりしており、CT検査後、頭部の傷口を縫合して
そのまま自宅に戻ることが出来ました)

毎日のように、妹から「今日実家に行ったらこんなことがあった、
あんなことがあった」と相談と愚痴の電話がかってきて、1時間
しゃべりっぱなしもしばしば。夫は応対に疲れ切っています。

私も何か協力できれば・・と思うのですが、現在は蚊帳の外。

夫は
「今でも次男の少年野球の世話だけでヘロヘロになっているし、
フルで働いて稼いでくれるからこそ、オレいろいろ動くことが
出来る。おかんの事はオレら(夫と妹さん)でなんとかやるから
大丈夫」

「しかし、妹もかなりストレスがたまっているし、妹の意見と
ヘルパーさんの意見を聞いて調整するのが疲れる・・・」
と愚痴っていました。

私個人的には、祖母・祖父世代も含む家族の一大事には、少しでも
なにか役割分担をして乗り越えて行きたいのですが、
夫は自分の親族の事はあまり他人にオープンにせず自分の判断で
解決したいようです。そこは尊重しないといけませんね

私は3世代同居の家で育ったので、祖父・祖母の健康や介護の問題は
20代の頃から非常に問題意識を持っており、介護保険制度が始まって
すぐにヘルパーの研修を受講して今は存在しない3級を取得したり、
介護にまつわる体験談やドキュメンタリーの本やTVも数限りなく
読み、観てきました。

しかし、実際祖母の処遇について孫の私が関与することは出来ず、
両親と叔母(父の姉)が決定権を持っていて、祖母が最後の数年だけ
東京の叔母の家で面倒を見てもらって亡くなるまで、ただただ見守るだけ
でした。
私の実両親も現在まだ元気でサークル活動に勤しんでおり、
突発的な事態がない限りしばらくは問題なく暮らしていけそうです。

一方、核家族に育ち介護に興味のない夫の両親が一人は既に他界、
もう一人は介護問題にぶちあたっている。夫婦という近しい存在
にもかかわらず、夫と親の関係性をあまり知らないので下手に
口出しも出来ません。 

いくらフルタイムワークと野球の世話で時間的余裕がないとは
いえ、ヨメが全く介護問題にタッチしなくていいなんて・・・

というか、夫が思いっきり介護に入り込める位、フリーで動けて
こっちはサラリーマンで時間的制約ガチガチな生活を送るだなんて
結婚する当初は予想もしていませんでした。

「嫁」として、「妻」として、これで大丈夫なのでしょうか?

夫がオッケーと言ってくれているから、大丈夫なのかなあ 

4月から部内異動して、以前から希望していた海外貿易専門の業務を
行う部署になりました。

同じ部内とはいえ、用語から知らないことばかりで新人と一緒になって
1から覚えることが沢山あります。。。

異動先の部署は、専門業務を長く従事しているベテランが多くいて、
複数の方からいろいろ指導いただいています。40代半ばになって
新しい仕事にチャレンジできるのはありがたいことだ~と
思いつつ、若い頃のようにスポンジに水がどんどん吸い込まれる
ように吸収することができなくて、メモを取ったり、自作マニュアル
を作ったりと苦労しています。

そんな中、ふと「教える」ことには二通りあるんだなと気が付きました。

それは、

1)「手順(やり方)を教える」ということと、

2)「なぜやるか(業務内容の背景)」ということです。

指導される立場にたつと、2)を理解し、1)を覚えると非常にわかりやすい。

指導の仕方は人それぞれ、教えるプロではないので、
下手な人もいれば上手い人もいて、指導が苦手な人にあたってしまうと
めげずに何度も何度も質問を繰り返して教えてもらうしかありません。

話し方がわかりにくくても、1)と2)のエッセンスが含まれているならば、
「あ、そういうものか」と腑におちることが出来るんだなと今回わかりました。

教える、ということは仕事の指導だけでなく、こどもの育児や学習サポートや
夫への指導?などいろいろ応用がききそうです。

さらに、1)と2)の関係において、最も理解が進には、まず手順から
指導を開始して、その流れに慣れた頃に、業務内容の背景を教えてもらう、
という順が良いと個人的に思います。

その理由について説明が難しいのですが・・、例えばピアノもハノンで指が
よく動くようになってから、いろんな曲にトライできるし、ジャズピアノも
理論から入るより、著名な曲の演奏をひたすらマネをして、弾き方が身について
から理論を覚えた方が頭の中で音と理論がつながりやすいと思うからです。

そう考えると、特に職人的な技を伝授する場合、まず数年は先輩のやり方を
そのまま真似して覚える(やり方をじっくり観察しする)ことから開始するのは
理にかなっているのかなと思います。

学校6年生になる次男の最後の運動会が、6月1日にあり、早朝の場所取りから
閉会式の最後まで、30度を超える真夏日の中がんばって観てきました。

各学年、それぞれ3~4種目を披露するため、学校から徒歩3分圏の
我が家では通常、お目当ての種目が終わると一旦自宅に帰ったり、
校舎裏の木陰に避難したりと、のんびり過ごすのですが、今年は
6年生で、騎馬戦、高学年リレー、組体操など見応えのある競技に
わが子が出ることと、各学年にまんべんなく野球チームメンバーが
いるので、最後の小学校運動会応援としてほぼ最初から最後の競技を
観ました。
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同じタイミングで、この春ツイッターで「組立体操が危険、競技からはずしては」
という意見が出始めていたので、その内容も興味を持って読んでいました。

その話題元の一つの記事を参考にリンクを掲載します。

「【緊急提言】組体操は、やめたほうがよい。子どものためにも、そして
先生のためにも。<組体操事故の実態>」
今年、組体操を披露した息子がいる、いち保護者として、この意見について
考えてみました。


その前に、2人の息子の小学校運動会を体験しての感想です。

組体操は、わが子が主役でなくても、そしてわが子がその学年にいなくても、
非常に見応えのある種目です。

・約10分足らずの競技時間において、最も緊張感が漂っている競技ということ

・一人から数十人で織りなす様々な形が見ていて美しい

・披露する子ども達の表情が真剣で、見ていて感動する

・ピラミッドなど、下の基礎なる者、上に立つものなどそれぞれ重要な
役割を協力して一つの形をつくるプロセスに心打たれる(日本人の感性に訴えかけ
る?)


他にも各学年に目玉となる競技はあるものの、「わが子の競技」という色メガネを
はずして、体育大会一番の目玉競技といえばやっぱり組体操でした。
CIMG2616



















最近の傾向だと、一人の子供に保護者と二組の祖父母や、叔父・叔母など
数倍の大人が観に来ています。その為、校内に押し寄せる自転車の整備や
校内の見回りなどに沢山の大人のボランティアが関わっています。
所属する野球チームからも、子どもが卒業している方に自転車整備に
来ていただきましたし、他校の野球チームメイトやコーチが沢山来て、
PTAの綱引き行事にも参加してくれていました。

そのような、直接子どもの保護者でない方々にも魅了するでも競技は、
高学年のリレー、棒引き(昔棒倒しでしたが、危険なので
競技内容が緩和されたのではと推測されます)、応援団が大太鼓に
合わせて踊る応援合戦、騎馬戦など、限られて種目になるのではと
思います。

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アマチュアスポーツ観戦だと、強いチーム同士の試合ほど見応えが
あるのと同じように、小学校の運動会でも保護者以外の第三者が観る場合は
「学年が上がり、競技内容が難しく、競技者の真剣度が高い競技」
が見応えがあります。

 
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組体操は、確かに普段の体育の授業カリキュラムにはないので、
危険が伴います。練習期間もせいぜい1か月程度。

運動会の全競技の中で最も危険度の高い競技でしょう。

運営上のリスクを考えたら、組体操を無くした方が良いでしょう。

しかしながら、今年の組体操のプログラム内容をよく観察すると、

・ピラミッドの高さが最も大きいもので6段に小さくなっていたり、

・ピラミッド完成後、以前は全員が崩れる形態だったり、一番上の
子が一気に下まで滑り下りてくる形態だったのが、今年は
1段ずつ丁寧に順番に下りて行く形態に変更になっていたり、

・うちの子が「一番難しい」といっていた4段タワー(子どもの上に
子どもが立つのでバランス取が難しそう)においては、4段目の子が
立つ時間が1~2秒と非常に短かくなっていたり、

最も危険な状態を極力軽減している様子が見て取れました。
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学校も様々な工夫をこらしています。

運動会は今でも地域の大人と子どもを結ぶ大切な一大イベントです。

その一大イベントの中でも最も人気の競技です。

学校も組体操の危険を減らすよう、内容の改善に工夫されていました。

ゆえに、「危険なものは無くしてしまう」という方向に
一斉に流されていかないでいただきたいと思います。

ちょっと話がズレますが、勉学優先と運営上のリスクを減らす目的で、
私が知る限り米国や英国や韓国や中国の小学校ではいわゆる副教科
(体育、音楽、技術家庭科、美術)の学習時間が減らされているそう
です。

PTA役員をしていた時に、教頭先生が

「勉強が苦手でも、運動が得意な子が主役になれるのが運動会、
音楽が得意な子が主役になれるのが音楽会です」

と言っていた事を思い出しました。

運動会、音楽会、遠足、林間(臨海)学校、社会見学など
最小限の親の負担で体験させてくれる、
こういう所は日本の公立小学校のとてもよい所だと思います。

「危険だからやめよう」ではなく、危険を減らすやり方を
模索しながら、是非末永く続けてほしいなと思います。

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